【eLV勉強会】ICTを支える「考え方」シリーズ:S01 数学の考え方(圏論編)おかげさまで開催6回目!
イベント内容
ICTに携わるプロとして、ゆるぎない基礎固めをはじめましょう!(学生さんも参加OK!)
ICTを支える「考え方」シリーズ: S01 数学の考え方(圏論編)
みなさま、こんにちは。
今回は、「ICTを支える『考え方』シリーズ」から、「S01 数学の考え方(圏論編)」(おかげさまで開催6回目!)です。
数学理論の純粋な表現を追求し、ICT業界に多大な影響を与え続けている、関数型言語と、その影響を理解することで、IT技術を牽引する人々が、いわば、理想(数学)と現実(ICT)のギャップを、どのように埋めようとしているのか、その考え方を身につけましょう。
なお、3月24日(金)開催予定の、「S04 計算理論の考え方」とあわせてご参加いただくと、圏論、ラムダ抽象と、計算理論に共通する「考え方」が、より深く、理解いただけるかと思います。
「ICTを支える『考え方』シリーズ」の各トピックは、おかげさまで、参加者の皆様にご好評いただいており、今後も随時開催予定です。今回ご予定の合わない方は、次回の告知チェックをお願いいたします。
ICTを支える「考え方」シリーズとは?
知性の真の姿は、知識ではなく、考えを組み立てる力です。 - Albert Einstein
「ICTを支える『考え方』シリーズ」のページ:http://www.elv.tokyo/mindsetsでは、シリーズ全体の解説、各トピックの解説と勉強会資料、ならびに、参加者の皆様の声をお届けしていますので、ぜひ、ご参照ください。本シリーズでは、過去に開催しましたトピックも含め、同じトピックを複数回開催予定であり、各トピックは、個別に参加可能です。
圏論とは
次世代コンピュータは、集合論ではなく、むしろ圏論に立脚すると見てまず間違いないだろう。そして、そうと意識するかどうかによらず、圏は我々の日常生活にも入り込んでくるだろう。 - Edward Frenkel (1968- ), Love & Math (2013), 「数学の大統一に挑む」 青木 薫 訳
圏論(Category Theory)とは、数学のさまざまな分野の対象を、矢印(→)の図で示すことによって、統合し、単純化できる、という考え方から発展した、シンプルかつ強力な数学の理論です。
ICT分野においては、圏論の矢印を関数と捉えられることから、当初は関数型プログラミングをはじめとした領域で応用されましたが、今世紀に入り、クラウド、ビッグデータ、IoTの時代において、複雑な要求の単純化と、平行性(Concurrency)の確保に不可欠な「考え方」となり、具体的には、ラムダ抽象、矢印とその合成・分解・反転、クロージャー、ファンクター、モノイド、モナド、遅延評価、参照透過性、不変値、No Side Effect などの「考え方」が、クラウドサービス、プログラミング言語、データ処理設計等、様々な領域で、Googleを筆頭とする、数々の成功例を生み出しており、今後、コンピューティングの基礎を支える理論とされています。
開催概要
■ 日時:2017年3月10日(金曜)19:00-21:30(18:30開場。23:00までディスカッションOK!)
■ 会場:CO-CreationLABO
〒102-0093 東京都千代田区平河町1-4-3平河町伏見ビル2F
※お席は先着順にご案内しております。ご来場が遅くなった場合、パイプ椅子のお席になる可能性があること、ご了承下さい。
参加費:無料 ※受付時にお名刺を1枚ご用意願います。※各種ドリンク(有料)あり。
対象者
- 主に、プログラマ(言語不問)、ソフトウェア・アーキテクト、データ処理設計・分析に関わる方、もしくは、これらのプロを目指す方。
- 圏論の考え方について、興味があるけれども、学ぶきっかけの無い方。
- C++、C#、Javaといったオブジェクト指向プログラミング言語に、近年次々と導入されている、ラムダ(匿名関数)を核とした変化や、Google MapReduce処理の基礎となる考え方など、ICT業界における、圏論の影響を知りたい方。
- ラムダ、マップ、クロージャー、モノイド、ファンクター、モナド、平行性(Concurrency)、MapReduce、参照透過性、不変値、遅延評価、No Side Effect、といったキーワードについて、まとまった理解をしたい方。
- 関数型プログラミング言語初心者の方(デモにHaskellとF#を使用予定です。言語の勉強会ではありませんが、関数型プログラミング言語の理解に役立つ知識になります。)。
- 学生の方も参加OKです。
- 都合が悪くなった場合、必ず早めにキャンセルをしていただける方(eLVでは毎回、定員を上回り多数のキャンセル待ちの方にご登録頂いております。できる限り同じ志を持った方々の機会損失を回避し、参加可能な方にとって有益な機会としたい!との理由に基づきます。直前でのキャンセルが続く場合、以後のお申込みをお断りすることもございますので、何卒ご理解、ご協力のほど、よろしくお願いいたします。)
内容(予定)
1 導入編
圏論の「考え方」が重要になった、ICT的背景
応用例としての MapReduce の考え方
圏論とは
圏論の「考え方」、はじめの一歩
学習目標
2 基本編
集合(Set)、群(Group)、圏(Category)、ラムダ抽象と、プログラミング言語との関係
PPT資料と、Excel、Haskell等を使用したデモにより、圏論の考え方を体感する試みです。
Haskellの知識は必要ありません。
3 応用編
ファンクター、モナド、LINQと、圏論の応用としての考え方。
4 ディスカッション
キーワード
集合(Set)、群(Group)、圏(Category)、マップ(射)、ドメイン、コドメイン、ラムダ抽象、エンドウマップ、アイデンティティマップ、合成マップ、アイデンティティ規則、アソシエイティヴ規則、モノイド、アイデンティティ要素、ファンクタ、パラレルファンクタ、自然変換、モナド、不変値、参照透過性、遅延評価、No Side Effect、LINQ、MapReduce、平行性(Concurrency)、etc.
Timeスケジュール(予定)
時間 | 内容 |
---|---|
18:30 | 開場 |
19:00 - 21:20 | 本編(PPT+デモ形式) |
21:20 - 21:30 | 休憩 & アンケート記入 |
21:30 - 最長23:00までOK! | ディスカッション& 交流会 ※交流会参加者は¥300いただきます。 |
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http://www.elv.tokyo/studyshare
各種勉強部屋情報はこちらからご覧いただけます。
http://hfs.connpass.com/
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