第9回産総研人工知能セミナー「コンピュータービジョンとAI」

2016/10/25(火)15:30 〜 17:30 開催
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イベント内容

第9回産総研人工知能セミナー「コンピュータービジョンとAI」

産業技術総合研究所 人工知能研究センターでは、人工知能研究に関する情報交換を目的として、原則として月に一度、外部の方やセンター内研究者を講師とする人工知能セミナーを開催しています。10月のテーマは「コンピュータービジョンとAI」です。

基本的にどなたでも無料でご参加いただけますが、登録が必要です。人工知能に興味のある方は奮ってご参加ください。多くの方々にご参加いただき活発な議論が行われることを期待しています。

要旨

画像を通じた環境の理解は、人工知能の応用例として特別な位置を占めています。また近年の深層学習の発展により、既存の画像を分類・識別するだけでなく、新たな画像を生成させることも可能になってきています。今回のセミナーでは、この分野における新進気鋭の講師の方々をお呼びして、その最新動向を探っていきたいと思います。

注意事項

  • 他の方に参加の機会をお譲りするためにも、参加ができないと分かった場合は早めのキャンセルをお願いします。
  • 本名でのご登録をお願いします。
  • 産総研は、お送りいただいた情報をセミナー運営以外の目的には使用しません。
  • 懇親会の予定はありません。

基本情報

講師

  • 櫻田健(名古屋大学)
  • 飯塚里志(早稲田大学)

プログラム

時刻 内容
15:30-16:30 「多視点・多時刻の画像を用いた4次元モデリング」 櫻田健(名古屋大学)
概要: コンピュータービジョンの分野において,多視点画像からシーンを3次元復元する研究は古くから行われてきた.さらに,近年,車載カメラやドローン,スマートフォンなどで比較的容易に街並みを撮影することが可能となり,広範囲の多時刻の画像を十分得られるようになった.そのため,多視点・多時刻の画像からシーンの変化を推定する研究に多くの関心が集まっている.変化を陽にモデル化する時空間モデリングの技術は,災害対応のような都市管理だけでなく,自動運転用地図の自動更新など,産業応用も期待されている.本講演では,画像を用いた時空間モデリングのこれまでの発展と,実応用に対する今後の課題を説明する.
略歴:
- 名古屋大学 助教(2016年4月~現在)
- 東京工業大学 科学研究費研究員(2015年4月~2016年3月)
- 東北大学大学院情報科学研究科 博士号取得(2015年3月)
- カーネギーメロン大学客員研究員(2013年4月~2014年3月)
- 日本学術振興会特別研究員 DC2 (2012年4月~2014年3月)
関連資料: http://www.ucl.nuee.nagoya-u.ac.jp/~sakurada/
16:30-17:30 「畳込みニューラルネットワークによる画像生成」飯塚里志 (早稲田大学)
概要: 近年、ディープラーニングは目的の画像を「作り出す」用途にも広く利用されています。この技術はコンピュータグラフィクスやコンピュータビジョン分野を中心に高い関心を集めており、今後さらに発展していくことが予想されます。本講演では、画像を直接出力するような畳込みニューラルネットワークに関する最新研究について解説し、現状の問題点などについて考察します。
略歴: 早稲田大学理工学術院 研究院助教。2015年 筑波大学大学院システム情報工学研究科 博士後期課程修了。日本学術振興会特別研究員(DC1)を経て、2015年4月より早稲田大学に勤務。コンピュータグラフィクス、特に画像生成・編集に関する研究に従事。筆頭論文にSIGGRAPH、Eurographicsなど。
関連リンク: http://hi.cs.waseda.ac.jp/~iizuka/

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