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2016/06/22(水) 18:00 開催

第7回 大阪大学人工知能研究会「不敵塾の勧め:日本からシンギュラリティを起こそう」

基本情報

日 時: 2016/06/22(水) 18:00 〜 21:00
会 場: グランフロント大阪北館 タワーC 8階 ナレッジキャピタル カンファレンスルーム(C03)

イベント内容

好評の「不敵塾の勧め:日本からシンギュラリティを起こそう」を再開催いたします!
どなたでもご参加いただけます.人工知能の未来や,深層学習に続くブレイクスルーになるとも言われるHTM理論についてご興味のある方はぜひご登録ください.

「不敵塾の勧め:日本からシンギュラリティを起こそう」

松田卓也先生(神戸大学名誉教授、シンギュラリティサロン主宰)

【日時】6月22日(水)18:00 - 21:00
【場所】グランフロント大阪北館 タワーC 8階 ナレッジキャピタル カンファレンスルーム(C03)
【定員】85名(先着順・参加費無料)

松田卓也が託す、日本がこれから歩むべき「シンギュラリティへの道」
http://wired.jp/2015/09/29/wired-ai-takuya-matsuda/

第一部「日本からシンギュラリティを起こそう」

 米国の未来学者カーツワイルによると、2029年には人工知能の能力が一人の人間なみになり、2045年には全人類の知的能力を超えるという。この時点、現象をシンギュラリティと呼び、人類史の転換点になると予想される。シンギュラリティを達成した国は科学技術が爆発的に発展して他の追随を許さないだろう。シンギュラリティ達成に成功した国は21世紀の先進国になり、その他は発展途上国に転落する。これを第二の大分岐と呼ぶ。第一の大分岐は産業革命であった。それに乗ったヨーロッパ、米国、日本は先進国への道を歩み、乗り損なった中国、インドは超大国、先進国の地位から滑り落ちて、植民地になった。

 シンギュラリティを起こすには、人間のように考える汎用人工知能を作らねばならない。現在、世界では米国を中心に汎用人工知能の研究が急速に進んでいる。日本は人工知能研究において、世界、特に米国に圧倒的に遅れを取っている。それでも、まだ遅れを挽回する可能性は残っている。汎用人工知能を達成するには、大脳新皮質の基本的アルゴリズムであるマスターアルゴリズムを発見しなければならない。そのためには、日本の優秀な意欲ある若者を結集して研究を進めなければならない。

 現在は幕末に似ている。幕末に維新の志士たちが決起して明治維新を達成して、日本を先進国の地位に押し上げた。その時に吉田松陰の松下村塾と緒方洪庵の適塾が、幕末と明治期の指導者育成に大きく貢献した。吉田松陰は草莽崛起と言った。草莽とは草であり、崛起とは立ち上がることである。私はみなさんの草莽崛起を期待する。そして平成の志士を育成したい。大阪大学は適塾の発展したものであるとも言える。そこで私は適塾に倣って不敵塾と命名する勉強会を設立して、平成の志士を育成したい。

 ハードウエアに関しては日本は世界に引けを取らないどころか、世界一になる可能性を秘めている。齊藤元章さんのスーパーコンピュータと脳型コンピュータ構想である。それについても紹介する。

第二部「大脳新皮質のマスターアルゴリズムとしての階層時間記憶理論」

 マスターアルゴリズムを解明するには大脳新皮質をリバースエンジニアリングするのが手っ取り早い。昨今の人工知能界では、深層学習理論が大流行であるが、それがマスターアルゴリズムの候補であるかに関しては疑問がある。大脳新皮質のアルゴリズムには時間の要素が必須であると思う。米国のジェフ・ホーキンスの唱える階層時間記憶理論(HTM)はそのような理論の一つである。また隠れマルコフモデル(HMM)を含む動的ベイジアン・ネットワーク理論(DBN)もそのようなものである。本講演ではそれらについて紹介する。

 人間の知的能力をはるかに凌駕する存在である超知能とはどのようなものか、またその作成の具体的なロードマップを示す。超知能を今後10〜15年程度の時間スパンで、日本で作る計画について話す。超知能作成プロジェクトであるN.I.計画に参画する意欲のある志士を、齊藤さんと私は求めている。

 みなさんに上杉鷹山の言葉を贈りたい。「為せば成る、為さねば成らぬ、何ごとも、成らぬは人の、為さぬなりけり」

松田卓也

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