匠の夏まつり

2015/08/07(金)19:00 〜 22:00 開催
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イベント内容

要求開発・モデリング 夏まつり!

「要求は、存在しているものではなく、開発するものである。」

「要求開発」をご存知でしょうか。要求開発の代表的手法が、匠メソッドです。

日々、匠メソッドに取り組み、研鑽を重ねている匠道場と、匠塾

その日頃の鍛錬の成果発表として「要求開発・モデリング 夏まつり」を開催します!

匠メソッドの最新情報、師範代による事例や取組の紹介、ゲストを招いてのパネルディスカッションとさまざまな企画を用意しています。

第1部 モデリングの彼方に未来を見た(19:00~20:00)

株式会社匠ビジネスプレイス 萩本 順三

概要

私は、オブジェクト指向方法論Drop、要求開発方法論、匠メソッドといったモデルベースの方法論を開発する過程で、モデリングの魅力や可能性を見いだし、同時に限界も感じてきました。

そして、最近では匠メソッドによりビジネスモデルやビジネス価値を表すモデルを追求していく中で、モデリングの新たな可能性が少しずつ見えてきました。

今回は、そのような話題を中心にモデリングの未来について参加者と楽しく語り合いたいと思います。

自己紹介

1990年 ソフトウェア開発を通してオブジェクト指向に出会いジョブズのNeXTなどを自宅に買い込み、オブジェクト指向技術を独学習得。そのうちオブジェクト指向開発のみを行うチームを作り日々の仕事とする。

1995年 その中での開発経験から、欧米から出てくるオブジェクト指向方法論は構造化方法論の焼き直しで純粋なオブジェクト指向開発のメリットを引き出せないと考え、また、当時ジェームズマーチンの組織を伴うエンジニアリングに強く影響を受け、自らオブジェクト指向方法論としてモデルとプロセスを作りだし組織論も含んだ方法論としてDropと名付けた。Dropをビジネスアプリに活用、また、研究開発でも適用可能かどうか検証するために産総研の平野博士と共にJavaベース分散オブジクトHORBの開発リーダーとして、活用研究を進めていきながら方法論を洗練させていった。 http://www.takumistyle.net/style/contents/drop/

2000年 Javaの出現によりオブジェクト指向技術が成熟した頃、ビジネスに挑戦しようとオブジェクト指向関連の仲間たち株式会社豆蔵を設立。 今度は、開発段階の前段階として、ビジネス設計を行うことの必要性を感じ、コンサル経験を積み、その経験を要求開発方法論(Openthology 0.6)として書き下ろし、要求開発アライアンスのメンバーと共に業界オープンな方法論Openthology 1.0に発展させ書籍「要求開発」(日経BP、共著)として世に出した。

この頃から自分がメソッドを生み出す人間「メソドロジスト」であることを強く認識し始めた。

2008年 IT業界の価値を高める変革、ユーザー企業の攻めのIT促進を早めるための企業「匠BP」をゼロから立ち上げる。要求開発をさらにブラシュアップした匠メソッドをリリース。ビジネス戦略の見える化の前にビジネス価値をデザインするためのモデルを開発した。

ビジネス企画、製品企画、業務改革、チームデザイン、キャリアデザインといった様々な領域に活躍可能なメソッドに成長させ、ライセンス販売、コンサルティングに従事。

http://www.takumi-method.biz/

今年から先進的な開発サービスとセットで価値創造活動の中で開発を行うモデルを提唱している。

また、後継者の育成を目指し、2年半前から匠道場を設立。いまでは、40名ほどの道場生を受け入れ、また、最近では、匠道場の入門の場として匠塾も親設された。

第2部 匠メソッド実践への取り組み(20:00〜20:20)

株式会社匠ビジネスプレイス 田中 豊久

概要

前職でSalesforce.comの導入を多く手がけ、そのなかで「価値」の追求をテーマにしてきました。 匠メソッドによる価値の表現からプロジェクトへの落とし込みと成功の鍵がおぼろげながら 見えてきたところです。

これまでの取り組みと今後の計画についてお話をさせて頂きたいと思います。

自己紹介

匠ビジネスプレイス 執行役員兼ビジネススタートアップイノベーション事業部長。 現匠道場師範代。

16年間、中小ソフトウェア会社で開発に従事。 後年ではSalesforce.comの導入コンサルティングを中心に、エンタープライズ系のシステム構築を担当。 匠ビジネスプレイスにおいて、Salesforceの導入コンサルティングを実施しつつ、インプリメンテーションメソッドの開発中。

第3部 要求開発 with You (20:20〜20:50)

株式会社ビープラウド 佐藤 治夫

概要

2014年に要求開発(匠メソッド)をconnpassでの企画・開発に導入して以来、サイトのPVが4倍になるという効果を得ることができました。

新しい価値を生み出すため、2012年から匠メソッドに取り組んで3年間、匠メソッドを使ってもうまくいく時、いかない時があるのはなぜかをずっと考えてきましたが、最近ある答えにたどり着きました。

今回はそのたどり着いた答えをもとに、匠メソッドを使って成果が出せる取り組み方、うまくいかない取り組み方について話したいとおもいます(この内容では初めてお話します)。

自己紹介

株式会社ビープラウド代表取締役。2006年5月、株式会社ビープラウドを設立。2008年4月からpythonを開発のメイン言語に採用。その開発活動の成果として、pythonによる開発のノウハウ(プログラミング、開発プロセス、ツールの活用、ドキュメンテーションなど)をまとめあげた「pythonプロフェッショナルプログラミング(秀和システム)」 を2012年3月、2015年2月に第2版を上梓。

2012年からは要求開発を学ぶことにより、価値のある製品やシステムを生み出すことを目指している。そのために匠道場に2013年1月より毎月参加し、要求開発(匠メソッド)について学び、2014年から師範代。

~休憩(20分)~

第4部 モデリングの未来〜パネルディスカッション(21:10〜22:00)

概要

これからの複雑多様化するビジネスやITシステムを構築するプロジェクトにおいて、モデリングの活用は最も重要になります。

今回お集まりいただいた、パネラーの皆さんは、それぞれにモデリングの未来見定め追求している方々です。本パネルでは、パネラーの考える未来に対して、どのようにモデルを発展、活用して行こうと思っているのか、またそのために解決すべきテーマは何かを語っていただきたいと思います。

パネルでは、アルコールと軽食を用意しました。会場の皆さんも一緒になり、アルコールを片手にモデリングの未来について、熱く語り合いましょう。

モデレータ

パネラー

パネラー自己紹介

平鍋健児

株式会社チェンジビジョン代表取締役社長。 株式会社永和システムマネジメント副社長。 UMLエディタastah*(旧JUDE)の開発等、20年以上のソフトウェア開発経験、うち10年のアジャイル開発経験をもち、開発現場をより生産的に、協調的に、創造的に、そしてなにより、楽しく変えたいと考えている。

XPJUGアドバイザリ、要求開発アライアンス理事、を務める。著書『アジャイル開発とスクラム〜顧客・技術・経営をつなぐ協調的ソフトウェア開発マネジメント』『ソフトウェア開発に役立つマインドマップ』、共著『要求開発』、翻訳『XPエクストリームプログラミング導入編』『リーン開発の本質』、『アジャイルプロジェクトマネジメント』、監訳『アート・オブ・アジャイルデベロップメント』など多数。

浅海 智晴

株式会社匠ビジネスプレイス チーフコンサルタント。 株式会社Everforth CTO。

クラウドプラットフォームとObject-Functional Programming/Functional Reactive Programmingという新しい実行パラダイムの登場により、上流のモデリングや開発運営にも少なからぬ影響が出るのではないかと思います。その辺りの事情についてディスカッションできればと思っています。

著書『上流工程UMLモデリング業務・要求分析からプログラミングへのモデル化技法』『マインドマップではじめるモデリング講座』特選とっさのJavaすぐに使える頻出フレーズ300ほか。

高崎健太郎

株式会社アクティア取締役COO。より早く、より効率よく、より品質のよいお客様のビジネスに直結するシステム開発をするためモデル駆動型ソフトウェア開発に可能性を感じて、2013 年 4 月にアクティアにジョイン。モデリングを追求するべく日々鍛錬を始める。 2013 年 5 月に「どうじょ~」と萩本さんに匠道場入塾を許可され二期生?として参加。2014年に副師範代、そして師範代に昇格。 2015 年 5 月に塾長となり、匠塾を6人の有志と共に立ち上げ。 匠塾塾長であると共に、モデルベースソフトウェア開発コミュニティDDD Allianceといったモデリングに関する団体の主催メンバー。 ビジネスとシステムをモデリングによって繋げていくため、日々研鑽中!

開催協力

日本マイクロソフト

入館方法

  • 受付にて来訪者番号(事前メールに記載)を伝えることで入館可能です
  • バーコードを印刷して持参することで、チェックイン機で手続きができます

注意事項

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